平安時代の日本では、卵は神に捧げるお供物として神聖なものとされていて、卵を食べることは宗教上の戒めとして禁じられていました。その頃の卵は禁断の味だったのかしら?
ポルトガルとの貿易がはじまり、カステラなどが日本に入ってきて、卵を食べることが解禁になってきたようです。
江戸時代にはかなり公になっていて、ゆで卵や生卵、料理ではてんぷらの衣に使われたりしていたようです。卵百珍という江戸時代の本を見ると、現代でも作れそうな卵の味噌漬けやダシ巻き卵の作り方が出ていました。この頃にほぼ、卵は庶民の口にも一般的に食べられる存在になっていたようです。
戦時中には貴重な栄養源として卵は大活躍しました。卵は日本人の胃袋の歴史と切っても切れない深いつながりがあります。戦後の今はご存じの通り、栄養そのままで値段もこの数十年ほとんど上がっていない「物価の優等生」ですよね!